都賀のハス

ハスまつりホームページ作成記念として、6/5つがの里ふるさとセンターにおいて、栃木市観光協会都賀支部長 三室さんに、「つがの里の歴史」や「ハスまつり」について教えていただきました。たくさん質問してきましたので、ぜひご覧ください。

当日は、ケーブルテレビの取材もありました。とても熱いお話が聞けました。以下、三室さんへの質問と、ご回答をまとめています。
なお、下記内容は、行政とは一切関係なく、三室さんの記憶と想いを綴っています事をご承知おきください。事実確認など、可能な範囲で行っておりますが、事実と異なる事がありましたら、加筆訂正させていただきますので、ぜひご連絡くださいませ。

連絡先 メール:hasu-matsuri@tsuga.info

■つがの里とハスの経緯

・都賀町では、何故こんなに大きな公園を作ることになったのですか?

ふるさと創生一億円事業(※)を使って整備されました。オープンは平成5年です。
当時、都賀町の議会では「温泉を掘る」か「公園を作る」か意見が二分され、投票の結果一票差で公園を作ることになりました。当時から花まつりで賑わっていた、旧国分寺町の天平の丘公園(現下野市)のような、町民が憩える場所を目指していました。
(※1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて、各市区町村に対し地域振興のために1億円を交付した政策です。)

・三室さんの思う、つがの里の魅力はなんですか?

貴重な文化財である勝道上人ゆかりの「華厳寺観音堂跡」、季節を彩る各種草花、自然と触れあえる山や森、家族で楽しめる遊具や多くの施設など、町民の誰もが楽しめる場所です。沢山の駐車場も備え、色々な用途に利用できる公園です。
つがの里は「ファミリーパーク」、「ふるさとセンターパーク」、「栃木市都賀聖地公園」を合わせた施設となっています。色々な物が集まっている事も、当然魅力のひとつです。

・なぜ、ハスを植えることになったのですか?

草花の溢れる公園を目指すにあたり、当初から、池を作り水生植物を植える計画がありました。
はじめはアヤメ・ショウブを植えていましたが、池の状態が良くなく、池の浄化とあわせて植えられる植物を探すことになりました。そこで試されたのがハスでした。平成6年に地域住民よりハスの株分けをしていただき、つがの里に10株ほど植栽したのが始まりです。
その後は順調に株数を増やし、また、さらに追加で株の寄贈があり、平成20年には3000株程までに増えていました。
近年はハスの株数が減少しているように見受けられましたが、ハス池は現在でも、毎年水質改善の作業を行って水質の維持を図っています。
その効果もあり、徐々にハスは増加しているように見受けられます。

■つがの里の「ありたき姿」とは

・つがの里は、どのような姿を目指してきたのですか?

計画当初は、近隣でとても評判の良い「天平の丘公園」を参考に、都賀町にも町民憩いの公園を作る事を目指していました。
町民の為の施設を作る事が目的でしたので、町外の人々に開かれた公園とするイメージはそれほど強くありませんでした。
中心となる施設の名称も「ふるさとセンター」であり、都賀町民のふるさとの中心である事が前面に押されたネーミングとなっていることから、推し量ることができます。
また、「華厳寺観音堂跡」は勝道上人ゆかりの地であり、 勝道上人 について地域住民への発信を行い、つがの里と共に地域の誇りになるような施設になる様にとの思いもあったと思います。
桜が評判となり、町外からの来園者も増え、駐車場も拡張されました。あわせて、ハスも順調に育成され、ハスも評判となりました。
もともと、町民向けに計画されていた公園であるため、町外からのアクセスについては考えられていませんでしたが、案内看板などが増設され、少しづつ道路も整備されてきました。
都賀町は、平成22年3月29日に栃木市と合併しました。現在は栃木市の都市公園として管理されています。

■ハスまつりの歴史

・ハスまつりは、どのような経緯で行われるようになったのですか?

ハスの評判が良く、この時期に多くの来園者が訪れるようになりました。
多くの人が来園する時期に、地元住民で催し物を行おうと企画されたのが、ハスまつりの始まりです。
第1回目は平成21年に実施されました。
ハスを知ってもらう為の催しというよりは、すでに評判だったハスに便乗する催しであり、この催しを通して、地域住民のコミニケーションを図る事が、大きな目的でした。

■古代ハス問題について

・都賀のハスは古代ハスなのですか?

株分けを行っていただいた地域住民からは、「古代ハス」として分けていただいておりますが、交配が進み現在は古代ハスとしての特徴を失っています。
平成13年に専門家による見立てでも、「古代ハスではない」というお話がありました。
植栽当初は、古代ハスという話でありましたが、古代ハスを名乗るには管理が不十分であったために、現在は「古代ハス」としてPRしていません。
現在でも、一部の文書やホームページなどに「つがの里の古代ハス」と記載されていますが、現在は古代ハスでは無いと考えられています。
また、つがの里のハスの品種についても明確には調査されておらず、品種は不明であり、通称「つがのハス」と呼んでいます。
もし、つがのハスの品種について特定できる方がいらっしゃれば、ぜひ教えていただければと思います。

■現在の課題と、これから

・公園としての「つがの里」について、現在、抱えている問題はなんだと考えていらっしゃいますか?

桜やハスの時期以外は、来園者が多い施設とは言えないと思っています。
当初、地域の為に整備された公園でありながら、地域住民の施設利用も多くありません。
立派な施設でありながら、利用者数が少ないという事は、行政からは需要がないと判断される可能性もあり、維持にかける費用についても当然、優先度が下げられる事は想像できます。
都賀地区の方には、公園の魅力や用途を知っていただき、多くの方に利用していただきたいです。
地域住民の利用が、公園の維持のためにも必要です。
都賀町の象徴としての「つがの里」を守ることが、都賀の歴史を知り、地域を理解することの一助となるはずです。

・ハスまつりについて、現在、抱えている問題はなんですか?

ハスまつりの企画運営に参加する住民が減っています。
これは、ハスまつりに限ったことではなく、他の地域活動についてもいえる事ですが、住民同士の相互理解を進めるためにも、地域住民の自発的な企画運営への参加を期待しています。

・様々な課題はどこで話し合われて、解決に向けて活動されていますか?

現在は、地域会議という場所で都賀町についての議論が行われています。ハス池の水質改善活動なども、地域会議で検討されてきました。

■さいごに

・さいごに一言お願いします。

家族みんなで楽しめる「つがの里」です。
ぜひ、多くの地域住民の方に来園いただき、楽しんでいただきたいです。
地域住民の活動や意識が、つがの里を含めた都賀の文化を育んでいます。
将来、子供たちが「この町に育ってよかった」「また、この町に帰ってきたい」と思えるような、故郷になる様にと願っています。

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